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Author Topic: Championship 2022 Top 8 Interviews in Japanese thread  (Read 461 times)

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Championship 2022 Top 8 Interviews in Japanese thread
« on: 03 November 2022, 03:47:42 PM »
ドミニオンオンライン選手権2022でベスト8入りを果たした日本勢cider01選手にインタヴューを敢行しました。cider01選手は日本時間2022年11月6日(日)午後7時より、準々決勝でChorus選手と対戦します。

English translation: https://dominionstrategy.com/2022/11/04/do2022-interview-with-cider01/

This interview has no video/podcast.
My thanks go to the tournament moderators for letting me do an interview! Any errors in translation are my own.




SSLY: みなさんこんにちは。ドミニオンオンライン選手権2022ベスト8に進出したcider01選手(以下、cider選手)にインタヴューをおこないます。cider選手、おめでとうございます。まずは自分自身のことを教えてください。

cider01: 春に大学院を卒業して、今は素材の会社で研究員をしています。

SSLY: 趣味はありますか? ドミニオン以外に好きなゲームはありますか?

cider01: 学生時代はずっと将棋をやっていました。運の要素が限りなく小さいので、強い相手には全く勝てないところがシビアなゲームです。その点ドミニオンは格上にも一撃はいるところが面白いと感じますね。麻雀とかポーカーもやるんですが公開情報の少ないゲームは自分には向いていないと感じます。こういったゲームはプレイしているだけでは上手くならない気がしています。ゲームを遊ぶのは好きなのですが、そのために勉強するのは嫌いなので。そういう意味でドミニオンは運勝ちもできるし、プレイしているだけで強くなるから自分にはぴったりだなと感じます。

SSLY: ベスト8入りまでの過程を振り返って、一番印象に残っている試合やゲームはどれですか?

cider01: tufftaehとの農地の試合です(#110046645)。コンボを組まずに勝利点速攻をしたのですが案外ゲームが長引いて負けました。宮殿と汚された神殿の存在をちゃんと加味する必要がありました。

SSLY: ベスト8となった選手のなかで、注目している人はいますか? 自分以外で優勝する可能性のある選手はいますか?

cider01: まだベスト8全然決まってはいませんが [註:ベスト8決定戦が全試合終わる前にインタビューしています。] ……JNailsは個別のカードの理解が非常に深いと感じますし、markusは初めてチャンピオンシップに出た年にベスト32で負けた記憶があります。日本勢はみなさん実力者で誰が勝ち進んでもおかしくないと思います。

SSLY: ドミニオン歴について教えてください。どんなきっかけではじめましたか? どんな人とどんなふうに遊んでいますか?

cider01: 5年くらいですか。友人とのボードゲーム会でプレイして知りました。パッケージからはめんどくさそうという印象でしたが、やってみたらシンプルで面白かったです。ドミニオンオンラインのほかには東ドミ木ドミ町田ドミで遊んでいます。面着では四人戦が多いですね。

SSLY: 今年は新カードがたくさん世に出ました。『同盟』と第二版のカードで、一番注目しているものはどれですか?

cider01: 尖ったカードがおおいですが、ならず者の代わりに入った蒐集品ですかね。複数枚採用することになると思うのですが入れるタイミングが難しいです。

SSLY: 一番好きなカードと一番嫌いなカードは何ですか?

cider01: あんまり意識したことないですね。うーん野外劇とか? 嫌いなカードはたくさんありますよ。沼の妖婆や密輸人、サルのようなゲームを停滞させるカードは面白くないと感じます。

SSLY: 新拡張Plunderの発売が発表されています。どんな拡張セットになると思いますか?

cider01: 想像もつきません。新しい概念よりも今までの拡張をより洗練したものであってほしいですね。

SSLY: 今のカードプールで一番使いこなすのがむずかしく使いがいのあるカード、自分だけが使いこなせるというカードを教えてください。

cider01: 銅貨です。初期デッキの銅貨をいかに無駄なく使うかがこのゲームでは重要だと感じます。

SSLY: 「勝利点速攻」や「無駄なく」というのがcider選手のプレイングをピッタリ言い表していると思います。自分の構築について、特徴や強みを説明してくれますか?

cider01: 四人戦からの応用です。四人戦では属州4枚への最短手順を考えることは非常に有用です。一方で二人戦ではゲームが終わらずに逆転されてしまうことが多いです。ですがサプライ上の勝利点を正確に把握し、その過半数をちょうど取れるようにコンパクトなデッキを組むのが自分は理想だと思っています。相手より強いデッキを組めばいいと思いがちですが、それはときに最善ではありません。

SSLY: ドミニオンで強くなりたい人に向けて、アドヴァイスをお願いします。

cider01: 自分のプレイに改善できるところがないか考えることです。そのためには相手のプレイをよく見たり自分の対戦を他人に見てもらうことが重要かもしれません。

SSLY: 最後に、優勝へ向けて、意気込みをお願いします。

cider01: 自分の力を発揮できれば優勝できると思います。落ち着いてプレイしたいです。

SSLY: ありがとうございました!


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Re: Championship 2022 Top 8 Interviews in Japanese thread
« Reply #1 on: 07 November 2022, 02:13:30 PM »
ドミニオンオンライン選手権2022でベスト8入りを果たした日本勢yurikamome選手にインタヴューを敢行しました。このインタヴューの後、yurikamome選手は日本時間2022年11月1日(日)午後8時より、準々決勝でMarin選手と対戦しました。

English translation: https://dominionstrategy.com/2022/11/07/do2022-interview-with-yurikamome/

This interview has no video/podcast.
My thanks go to the tournament moderators for letting me do an interview! Any errors in translation are my own.





SSLY: みなさんこんにちは。ドミニオンオンライン選手権2022ベスト8に進出したyurikamome選手(以下、ゆりかもめ選手)にインタヴューをおこないます。ゆりかもめ選手、おめでとうございます。

yurikamome: ありがとうございます。

SSLY: まずは自分自身のことを教えてください。

yurikamome: 私は関東に住んでいる20代のシステムエンジニアです。仕事上幸い最近は在宅で仕事をする機会が多く、時間が空いた時や仕事の息抜きにはドミニオンオンラインでレート戦を何戦かしています。おかげで1日1回は欠かさずにドミニオンをプレイできています。

SSLY: 趣味はありますか? ドミニオン以外に好きなゲームはありますか?

yurikamome: ボードゲーム、家庭用ゲームに関わらずゲームが好きです。
 ボードゲームではカタンなどの妨害をしながら一位を目指して競争するゲーム、花火などのプレイヤーみんなで協力してゴールを達成するゲームもどちらも好きです。オンラインではボードゲームアリーナというサイトを使って遊んでいます。紙のものでもたまに遊んだりします。
 家庭用ゲームではシミュレーションロールプレイングゲームのファイアーエムブレムシリーズ(Switch)、最近はあまり遊んでいないのですがボードゲームとカードゲームを組み合わせたカルドセプト(3DS)というゲームが一番好きです。また、カルドセプトシリーズはシリーズによっては何千時間も遊んだことがあり、今のドミニオンと同じくらいはまっていたゲームです。全世界に向けて発売されているので、海外の方でも遊べると思います。ドミニオンやボードゲームが好きな人には向いているゲームだと思うので、興味があれば遊んでみてください(マイナーなゲームのためプレイ人口は多くないのですが)。

SSLY: ベスト8入りまでの過程を振り返って、一番印象に残っている試合やゲームはどれですか?

yurikamome: 6回戦第3ゲームの試合(vs topher1588、#110373977)。首謀者-悲劇のヒーローを並べてひたすら金貨を取り合った試合ですね。最終ターンの前のターン、対戦相手のターンの時に39金出された場面が一番怖かったです。前のターンの出力と、1ターンに獲得できる金貨の枚数的に40金は出ないと踏んで属州5枚まで減らしたのですが、引き次第では負けていたのかと思います。首謀者3枚目の入れ方や悲劇のヒーローの残し方など構築にも学ぶところがあると感じました。
 4回戦第3ゲームの試合(vs WJ11、#109706545)では、苦手なカードである作戦計画を先に取られて山を回されてしまい、こちらから将軍を積極的に取りにいけずどう組んでいけばいいのか最後まで悩みながら戦っていました。こちらの運がよく相手の将軍アタックが刺さらず、港町 - 誘導で積極的に港町を取りデッキを回すことができましたが、将軍の打たれる頻度が高ければできない戦術だったので後半は運に救われたと思います。

SSLY: ベスト8となった選手のなかで、注目している人はいますか? 自分以外で優勝する可能性のある選手はいますか?

yurikamome: RTTですね。ドイツ代表ともされる有名プレイヤーでもあり、前回のチャンピオンシップでもベスト8入りしていた強豪ですが、個人的には去年のチャンピオンシップ第5回戦の相手であり、当時は敗れてしまったのでもし決勝で対戦できれば今年こそはリベンジしたいと思っています。
 また私と同じく日本人勢のcider01も優勝候補だと思います。日本国内外かかわらず有名なプレイヤーであり、レート戦で1位を取った経験やDominion LeagueでのAリーグ優勝という実績もあるプレイヤーで優勝に近いと思っています。今年のDominion World Cupでは同じグループでもあり、試合数も多くチームの勝利に貢献した心強い味方でしたが、対戦相手となるととても恐ろしいです。

SSLY: ドミニオン歴について教えてください。どんなきっかけではじめましたか? どんな人とどんなふうに遊んでいますか?

yurikamome: 初めてドミニオンを始めたのは2018年の12月頃だった記憶です。ドミニオンをプレイして約4年になります。当時遊んでいた人狼系ネットゲームの仲間に誘われて、ドミニオンオンラインのアカウントを作成しました。初めは何をしたらいいのかよくわからず、銀貨や金貨を買っているだけでしたが、アクションカードの使うことの楽しさやどうやったらうまく使えるのか考えるのが面白くドミニオンにハマってきました。そこからいろんなカードを使える拡張セットにも興味を持ち、サブスクリプションを購入してからは一人でbot相手にカードの効果を覚えていきました。今のように10段階のカードレベルもなかった時代なので、いきなりたくさんの横向きのランドスケープが出てきてルールを覚えるのに苦労した記憶があります。ある程度カードの効果を覚えてからはひたすらレート戦をして実戦を交えながらカードの効果を知り強い戦術などを覚えていきました。

SSLY: 一番好きなカードと一番嫌いなカードは何ですか?

yurikamome: 好きなカードは専門家ですね。玉座の間や獲得カードとして使えるだけでなく、闇市場のようにアクションフェイズに財宝をプレイ出来るのが、構築の幅が広がり面白いと思います。また獲得枚数やアクション権の管理が難しいカードだと思います。
 嫌いなカードはカードリストのBANリストにあるカード全般ですが、特に上げるなら馬上槍試合が嫌いです。褒賞のカードが1枚ずつしかない、褒賞にコンボ寄りのカードが多いのにも関わらず属州を先行して買うことを強いられてしまうのが嫌いな点です。

SSLY: 今年は新カードがたくさん世に出ました。『同盟』と第二版のカードで、一番注目しているものはどれですか?

yurikamome: 『異郷』第二版のスークですね。7金出力というインパクトと、宮廷と組み合わせるだけでも簡単に属州30~40金も出てしまうのが恐ろしい点です。博打や進軍など手札以外の場所から使用してもお金と購入が安定して出るのも強い点です。
 『同盟』の古地図の山も面白いと思います。プレビューの時に遠い海岸を見て「ドローするのに屋敷が手に入る?なんだこれは」と思いましたが、航海で追加ターンを作り、沈没船の財宝で金量に頼ることなく遠い海岸を回収して、勝利点を上回った状態で屋敷を含めた三山終了という面白いテクニックを見たときにはなるほどと関心しました。

SSLY: 今のカードプールで一番使いこなすのがむずかしく使いがいのあるカード、自分だけが使いこなせるというカードを教えてください。

yurikamome:『同盟』の航海が使っていて難しいカードだなと思いました。追加ターンに手札から使える枚数が制限される難しいカードですが、追加ターンを有効に使えるサプライかそうでないサプライかによって航海の必要枚数が決まったり、航海ターンを含めてどうやってゲームを終わらせるか考えるのは面白いと感じました。
自分だけが使いこなせるカードかどうかはわかりませんが、自分が呪われた村を買う時は「弱いHEXこい!」、相手が買う時は「蝗害こい!幻惑こい!」と強く祈るようには意識しています。

SSLY: 新拡張Plunderの発売が発表されています。どんな拡張セットになると思いますか?

yurikamome: 新しい拡張や第二版の拡張が出るたびに強力なカードが追加されていると思うので、半分冗談ですが条件さえ揃えばそのカードを1枚で属州を獲得することができるカードなんて出てくるかもしれません。横向きのランドスケープにも新しいものが出てくると思っていますが、すでに出てきているもの以外で予想するのは難しいです。習性はどのアクションカードにもそのまま使えて強すぎるなと思いましたが、同盟はトークンをどうやって貯めるかを考えるのが面白いな、と思ったのでトークンを使ったものも期待しています。

SSLY: ドミニオンで強くなりたい人に向けて、アドヴァイスをお願いします。

yurikamome: カード同士のコンボギミックを覚えたりするのも大事だと思いますが、私は対人戦(フレンド戦、レート戦、リーグ戦など)の経験を積むことが大事だと思っています。最初は自分と同じくらいのレベルのプレイヤーと遊ぶのがよいかもしれません。その対戦の中で、何が勝てた原因なのか、負けた原因なのかを一つひとつ考え、ゲームプランを少しずつ改善していくことで色んなカードやサプライにも対応できるようになると思います。ある程度上達していったら、YouTubeなどにある有名プレイヤーの動画を視聴して強い人の考え方を学んだり、強豪プレイヤーにアドバイスを貰いながら意見交換をしていくことでより、ゲームプランの幅も広がると思います。

SSLY: 最後に、優勝へ向けて、意気込みをお願いします。

yurikamome: 初のベスト8入りでもうれしいのですが、ここまで来たからには優勝まで勝ちたいと思っています。他の強豪プレイヤーにも負けないよう全力を出し切って頑張ります!

SSLY: ありがとうございました!

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Re: Championship 2022 Top 8 Interviews in Japanese thread
« Reply #2 on: 07 November 2022, 02:19:11 PM »
ドミニオンオンライン選手権2022でベスト8入りを果たした日本勢sangatsu選手にインタヴューを敢行しました。

English translation:

This interview has no video/podcast.
My thanks go to the tournament moderators for letting me do an interview! Any errors in translation are my own.





SSLY: みなさんこんにちは。ドミニオンオンライン選手権2022ベスト8に進出したsangatsu選手(以下、三月選手)にインタヴューをおこないます。三月選手、おめでとうございます。まずは自分自身のことを教えてください。

sangatsu: 年齢はそれなり、居住地はSSLYと同じ県、いろいろ総合的に考えると僕の仕事は門下生です。

SSLY: 趣味はありますか?

sangatsu: 音楽が好きです。特にテクノポップ、ジャズ、ロック、ゲーム音楽です。好きなアーティストは坂本龍一です。ピアノ主体のインストゥルメンタルが好きです。

SSLY: ドミニオン以外に好きなゲームはありますか?

sangatsu: 特別好きなゲームは今となってはドミニオン以外にありませんが、アクションゲームをやってた期間のほうがまだドミニオンより長いです。実は対人戦が苦手で、ポケモンやHearthstoneはマッチング時間の緊張が苦痛すぎてやめました。ドミニオンも同様なはずなのになぜ続いているかは不明です。本格的に遊んだカードゲームはドミニオンが最初で、それ以外はすぐにやめてしまったものばかりです。2番目に長く遊んだカードゲームはSlay the Spireでしょう。

SSLY: ベスト8入りまでの過程を振り返って、一番印象に残っている試合やゲームはどれですか?

sangatsu: crabcat2との4戦目(#110507326)、使者は騎兵隊で再度購入フェイズに入ればカードを獲得する効果が再利用できることを知ったのがもっとも衝撃でした。ルールには明るいほうだと自負していましたが、まだまだ知らないことばかりだと自らの慢心に気づかされました。

SSLY: ベスト8となった選手のなかで、注目している人はいますか? 自分以外で優勝する可能性のある選手はいますか?

sangatsu: cider01です。無駄なことをしない印象があります。もちろん上級者であれば誰もがそうですが、cider01はその中でも群を抜いていると感じます。最初からゴールが見えていると言いますか、構築手順に迷いがありません。

SSLY: ドミニオン歴について教えてください。どんなきっかけではじめましたか? どんな人とどんなふうに遊んでいますか?

sangatsu: 大学生のときに高校時代の友人の姉の彼氏からボードゲームを勧められたのが始まりです。そのときはドミニオンをしませんでしたが、友人との間でもボードゲームがあるといいよね、って話になって自分がドミニオンかカタンのどっちか買うからどっちがいいか聞いて、カタンって意見があったからドミニオンを買いました。これが暗黒時代が出たばかりのころで、一番最初の公式オンラインドミニオンGokoで本格的に始めました。そこで青空隠遁者のコンボを対戦相手にやられたのをきっかけにドミニオンのコンボをまとめた動画を作ることを思いつき、ニコニコ動画で何年か投稿していました。今はTwitchで適当に配信しているだけです。
 田舎なので対面でドミニオンを遊ぶ機会はほぼありません。紙のドミニオンはコロナ前の大阪でBurning SkullとYudai214とSSLYと対戦したのが最後だったと思います。それ以降はオンラインでしかしていません。
 ドミニオンを遊ぶ以外にも2019年から同人誌を作るようになりました。現在6冊作りました。これは偉大なる先人がいたからできたことであって自分一人では思いつくことすらできなかったと思います。7冊目も作成中です。全然進めてませんが。

SSLY: 今年は新カードがたくさん世に出ました。『同盟』と第二版のカードで、一番注目しているものはどれですか?

sangatsu: 魔女の小屋です。イラストが素晴らしい。《展覧会の絵》という組曲が好きなのですぐに由来にピンときました。これのせいで大使館が消えてしまったのだけは残念ですが、魔女の小屋も面白いと思います。

SSLY: 一番好きなカードは何ですか?

sangatsu: 好きなカードはいろいろありますが、あえてここでは支配を挙げます。世の中にはそういう人もいます。私はこのカードがまったく異なるゲーム性をもたらすことを楽しく思います。買うかどうかから実力が反映されやすい点でも素晴らしいカードです。その効果はデッキ構築型カードゲームを否定しており、ときには酷い展開をもたらしますが、幸いにも我々には降参ボタンが与えられています。間違いなくゲームの多様性を増やす支配についてなぜ文句があるのでしょうか? ルールが複雑な点ですか? それは……そうですね。複雑で、これのためだけに色々他のカードが変わったり結局意識するのを止めたり――寄付とかの話です――消せる機会があれば真っ先に消えるだろうというのは覚悟しています。それでも私は好きです。

SSLY: 一番嫌いなカードは何ですか?

sangatsu: もっとも嫌いなカードは詐欺師です。『陰謀』第三版を出すなら消してください。私はこのカードがまったく異なるゲーム性をもたらすことを疎ましく思います。初手で買えて運だけでゲームとデッキを壊す点で酷いカードです。その効果はデッキ構築型カードゲームを否定しており、ときには酷い展開をもたらしますが、幸いにも我々には降参ボタンが与えられています。せめてプレイングでデッキ構築型カードゲームを否定する支配を見習ってください。

SSLY: 今のカードプールで一番使いこなすのがむずかしく使いがいのあるカードを教えてください。

sangatsu: 銅貨です。昔は圧縮できるならほとんどの場合するべきでしたが、今は圧縮の手数すら惜しいゲームや、銅貨の代わりに金貨を入れることすら遅いゲームがたくさんあります。そんなとき銅貨を廃棄するのか、するとしたらどれだけするのか、大会中にもそれを問われるゲームが何度かあった気がします。これは銅貨が難しいのではなく圧縮が難しいというべきかもしれませんが……とにかく今のドミニオンにおいて、銅貨は扱いが昔より間違いなく難しく、使いがいのあるカードになっていると思います。

SSLY: 自分だけが使いこなせるというカードはありますか。

sangatsu: 自分だけが使いこなせるカードはありません。自分は突出したプレイヤーではなく奇跡的にドミニオンと波長が合っているだけの凡人ですので。しいていうなら支配を挙げます。支配は得意です。対戦相手の方は支配をBanしておいたほうがいいと思います。

SSLY: 新拡張Plunderの発売が発表されています。どんな拡張セットになると思いますか?

sangatsu: 表紙のイラストこそイスラム系(北アフリカ系?)ですが、せっかく海を越えるので日本の要素を入れたドミニオンを期待しています。Plunderがそうでなかったとしてもいずれ出てくれるとうれしいですね。ドナルド・Xは「ポリコレ」を懸念して避けているらしいですが、文化的な問題は聞けば答えてくれる日本人プレイヤーが解決してくれると思います。
 余談ですが次からはカード名と被らない拡張セット名をお願いしたいですね。日本語ではMenagerie(移動動物園)はもちろんAllyとAlliesとAllianceがすべて同じ単語(同盟)です。話をするときにややこしくなってしまいます。「ポリコレ」よりこっちのほうを懸念してほしいですね。

SSLY: 日本語版の発売元がゲーム開発に対して提案してくれるといいですね。名前被りも日本語版の裁量で解決できることですし。さて、ドミニオンで強くなりたい人に向けて、アドヴァイスをお願いします。

sangatsu: 真っ当な意見として、強い人にプレイングを見てもらってください。なにが悪くて負けたのか自分では気づきにくいゲームなので、自分より強い第三者が横で見てくれる環境を作れるとすぐに強くなれると思います(もちろんアドバイスをちゃんと実践できる必要もあります)。
 真っ当じゃない意見として、無茶やってください。どんなにうまくいかなさそうなコンボもやったことないなら試して死んでください。特に二人戦ではコンボ構築を諦めないでください。やらなければなにができないかも気づけないからです。「できない」をたくさん知ればできる範囲もおのずとわかると思います。
 もう一つ真っ当じゃない意見として支配を使いこなせるようになりましょう。支配を使いこなせる人は少ないので支配が上手に使えるなら勝てるゲームが目に見えて増えるでしょう。

SSLY: 最後に、優勝へ向けて、意気込みをお願いします。

sangatsu: 私が大会に出ると毎回出てくるUndoのマナーについて持論を押し付ける人にだけは負けたくありません。ベスト8にもなって人のUndoを許可するかどうかにけちをつける人なんていないと思いますが。

SSLY: 対戦相手に対するリスペクトをもって走り抜けてくれることを期待します。賞金で焼肉が食べたいですね。ありがとうございました!